こんにちは、メンバーズルーツの田中です。 メンバーズルーツでは、地方中堅企業様を中心に支援を行っているのですが、その中で、一人が複数スキルを持って総合的に支援を行う、多能工なスキルを持ったクリエイター（フルスタッククリエイター）の需要が高くなっています。 昨年までは、フルスタックディレクター講座というものを作って、人材育成を行っていたのですが、今期より、さらにパワーアップをして、フルスタッククリエイターラボという社内活動を発足し、チームへの知見／ナレッジの蓄積と成果創出に向けた活動に取り組んでいます。
フルスタッククリエーターについて
フルスタッククリエイターとは
分析、ディレクション、デザイン、コーディングなど、多能工スキルを保有するクリエイターを「フルスタッククリエイター」と呼んでいます。
一人で複数タスクを受け持つことで、指示伝達の削減、制作スピードが格段に上がる、月によって役割を変えて依頼ができ、定常のルーチンの運用業務ではなく、お客さまの成果向上に向けて、さまざまな角度からの提案・実行ができる人材と定義し、社内で育成／OJTを推進しています。
フルスタッククリエイターの定義では、複数の特定領域に手を出すため、やもすると専門職に失礼になってしまいます。そこで、メンバーズルーツでは「フルスタックディレクター」という職制を新設し、多能工スキルの定義を実施しました。
間違ったフルスタッククリエイターの考え方
一通り知識はあり、基本的なことは理解している（つもり）
メンバーズルーツが定義するフルスタッククリエイターLv2
業務レベルで遂行できるスキルを保有しており、それぞれのスキルを活かした自身の強みを見出している。
メンバーズルーツが定義するフルスタッククリエイターLv3
制作に留まらず、デジタルマーケティングにおける幅広いスキルと知見を保有しており、広告、分析などデジタルマーケティングを推進する上で必要な業務のスキルを保有している
クリエイターの方でこんな方はいませんか？
・ディレクターだけど、ちょっとした修正やテキスト変更は自分ですることがある
・デザイナーだけど、クライアントと話して方向性を決めることがある
・フロントエンドエンジニアだけど、パーツのデザインをお任せされることがある
・広告プランナーだけどクリエイティブディレクションをすることがある
上記の延長線上で、該当の領域において、自身で実施するほうが品質もスピードも上がる場合にメンバーズルーツでは、フルスタックスキルの習得と定義付けています。これがまさに、地方中堅企業様に求められているスキルであるためです。
地方中堅企業に求められるスキル
地方企業・中堅企業の多くがWebサイトをどうマーケティングに活用するかというフェーズに入っており、昨今のコロナ禍の影響もありDXやデジタルの活用に舵を切りたいものの、どこから手を付けていいのか分からず、なかなか改善が進まないというのは共通の課題のように感じます。
こういった企業様へソリューションありきの戦術レベルの提案をしても、なかなかそれが良いのか悪いのか判断ができないことが多いです。そこで、現在の課題を一緒に整理し、戦略を伴走して組み立てるプロデューサーや、それを形にするディレクター・デザイナー・エンジニアなどの人材が必要になるのですが、それらを職域ごとに手配すると企業の規模によっては予算が合わない可能性があるようです。そこで、それらを推進できるフルスタックスキルを保有した人材を必要な時間だけタイムシェアすることで、戦略立案から実行までクイックに実行できるといったご支援が大変ご好評いただいております。
第二期フルスタッククリエイター養成講座
前期にメンバーズルーツ独自の教育プログラム「フルスタックディレクター講座」を実施し、受講者全員でスキルを学ぶことで、部署を超えて一緒に仕事をする仲間も多く増やすことができました。有難いことに大変ご好評をいただき、第２期開催の声も多くいただいたことで、今期もフルスタッククリエイター養成講座として社内で開催する運びとなりました。
高まる内製化需要
地方企業・中堅企業でも将来的な内製化に向けて、勉強会やOJTの需要が高まっており、メンバーズルーツでは本講座を対外向けにも実施をしております。内製化に向けたスキルトランスファーに興味のある企業様はお気軽にお問い合せください。
