Find Our Roots!メンバーインタビュー
株式会社メンバーズの「地方企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する」新規事業として立ち上がったメンバーズルーツカンパニー。
そこで、デジタルクリエイターとして活躍するプロフェッショナル達のキャリアや素顔など「ルーツ」に迫るインタビューをお届けします。
UI/UXデザイナー中村 光利
メンバーズルーツカンパニー恒例のインタビューですが、今日は中村さんの”ルーツ”についてお伺いしたいと思います。まずは、中村さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
実践的な禅宗(臨済宗妙心寺派)を専攻した後、紆余曲折を経て7年ほど名古屋にある小さなデザイン事務所にて紙媒体を含むグラフィックデザインとアートディレクションを担当していました。2013年にメンバーズ社に入社し、以降はEMCカンパニーでさまざまなクライアントさんのWEBマーケティングをご支援してきました。直近3年間はUXデザイン中心の部署で人間の体験そのものを中心に、デジタル領域における新規事業創出支援をしていました。
なぜデジタルクリエイターを志したのか?その理由を教えてください。
ネットが普及し、モバイル革命が起きた2010年頃から体験も含めてデザインする必要性が高まったため、自分が仕事をする領域も自然に変わってきたためです。
メンバーズグループに入社したきっかけ/動機は?
その小さなデザイン事務所で名古屋から2011年に東京に転勤(小さいけど東京にも支社があった)となり、東京で後にメンバーズに入社される方とお会いしました。当時のその方の会社からいくつか案件をいただいていた流れで、その後にメンバーズに入社された時、私にも情報を共有いただき私も2014年の2月にメンバーズグループにジョインさせていただきました。
メンバーズルーツカンパニーに参画した理由は?
地方中堅企業やEMCカンパニーでは扱わないクライアントさんにも関われるのが魅力的だなと思いました。これは自分のルーツである「名古屋の小さなデザイン事務所」育ちだからこそ抱く想いだと思いますし、神尾さんがルーツを立ち上げた時から気になっていました。
そのため、組織体制変更に伴って異動先を考える際に真っ先に頭に浮かんだのがルーツカンパニーでした。
ご自身の強みや得意領域を教えてください。
今となってはクラシックデザインと呼ばれる領域です。「デザインスキル」とは、「そこまで魅力的ではないものをめっちゃ魅力的に魅せるスキル」だと完全に思っていました。でもメンバーズに拾っていただいて、人間中心設計の専門家やデザインエンジニアなどのエキスパートと一緒に仕事をさせていただく中で「クラシックデザイナーで居続けることは不可能」という実感も同時に抱いています。「UXデザイン」「人間の体験をデザインする」「プロダクトデザイン」といった領域に触れる機会は間違いなく彼らからいただきましたし、資格にはあまりこだわらない人間ですが、一応人間中心設計スペシャリストを取得できたのは本当に彼らのおかげだなと実感しています。
また、「無駄に手が早いね」とよく言っていただけるので、プロトタイピング的な場面は得意領域なんだろうなと思ってます。「会話するようにデザインする」みたいなことですかね。メンバーズのロゴリニューアルで協力していただいた、コペンハーゲンのデザイン事務所コントラプンクト*1 さんの社是である「making is thinking」は本当に「それな!」と思っていますし、世の中のすべての創造行為はそうあるべきだと本気で信じています。
*1…コペンハーゲンと東京にオフィスを構える、政府機関や大企業、スタートアップのデザインを支援するエージェンシー
最後に今後の抱負をお願いします!
やっぱり紙媒体とデジタル領域が圧倒的に違うのは「体験をデザイン」しやすいし、する必要があるっていうところだと思っています。別に有名なクリエイティブエージェンシー出身でもなければ過去に受賞歴があるわけでもないクラシックデザイナーが、残りの人生をよりよく生きていくために、2030に向けて変革を恐れず、時代の変化を楽しみながら自分自身もちゃんとアップデートして、笑ってデザインしていたいなあと思います。
2004年よりデザイン会社にてグラフィックデザインとアートディレクションを担当。メーカー・医療機関・学校法人などの紙媒体も含むブランディングやマーケティング向けデザインを行う。2013年メンバーズに入社。EMCカンパニーにてマーケティング支援に従事。直近3年間はUXデザインとプロトタイピングによる新規事業創出支援を経て2022年4月よりルーツカンパニーに所属。
趣味/マイブーム:hiphop
私のルーツ:「禅:臨済宗妙心寺派」「小さなデザイン事務所」