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【9/12開催】Studio株式会社主催|Enterprise Lounge vol.2 参加レポート

【9/12開催】Studio株式会社主催|Enterprise Lounge vol.2 参加レポート

イベント 2025年9月25日

はじめに

こんにちは、デザイナーの松沢です。

9/12(金)に開催されたStudio株式会社さん主催イベント「Enterprise Lounge vol.2」に参加してきました。

本イベントは、ノーコードツール「Studio」のEnterpriseユーザー限定イベントです。第二回となる今回のテーマは「Studio運用の内製化」。

ノーコードで制作した企業のサービスサイトやコーポレートサイト。Studio運用の内製化に取り組んでいる企業がどのような課題を抱え、改善をしているか?マーケティングとクリエイティブ、そしてインハウス体制をテーマにした特別イベントです。

今回、私の所属する株式会社メンバーズは、エンタープライズパートナーとしてご招待いただきました。

本記事では、イベントの雰囲気や内容をお伝えしていきます!

そもそもノーコードツール「Studio」とは

「Studio」は、デザインと開発の垣根をなくすことを目指した、国産のノーコードウェブ制作プラットフォームです。プログラミングの専門知識がない人でも、Figma や Adobe XD のような感覚で、複雑なコーディングを必要とせずにプロフェッショナルなウェブサイトを制作・公開できます。

特に評価されているのは、アニメーションや複雑なインタラクションをコーディングレスで実現できる強力な機能です。

これにより、新規事業のランディングページ、キャンペーンサイト、サービスサイトなどを、企画からローンチまで驚くほどのスピードで実行できます。マーケティングチームや事業開発部門が、外部のエンジニアや制作会社に頼らず、自律的にデジタルコンテンツを制作・改善できるため、市場の変化に柔軟に対応し、PDCA サイクルを高速化できます。

デザインのこだわりを妥協せず、ビジネスの成果に直結するウェブサイトを内製したい企業にとって、強力な選択肢と言えます。

「Enterprise Lounge vol.2」の雰囲気

今回は、Studio株式会社のオフィスがある住友不動産青葉台タワー・9Fで開催されました。

少し緊張しながら会場を訪れると、運営を務めるStudio社員の皆様にあたたかくお迎えしていただきました。

会場に入り、目をひいたのは、会場中央にある立派な盆栽です。昨年10月にリブランディングを発表してから、Studioさんからは洗練された印象を覚えます。創造性を具現化する美しい盆栽は、今のStudioさんのイメージにぴったりだと感じました。

今回のイベントには、約90名のStudio関係者が参加しました。

プレゼンテーション開始までの間、Studioさんがご用意いただいた飲み物をいただいたりしながら、和やかな雰囲気で挨拶を交わしていました。

プロダクトアップデートの紹介

Studioさんは「Unleash Creativity - 創造性を、解き放つ」を企業理念に掲げ、プロダクトの進化を続けています。特に注目すべきは、AI時代を見据えた大規模なアップデートの数々です。

エディタ5.0のOpen Betaが公開

エディタ5.0は9月1日よりOpen Beta版として公開されており、従来よりもさらに直感的な操作が可能になります。今後、AI機能の搭載も予定されており、Webサイト制作における新たな可能性を広げることが期待されます。

セクションパーツとフィルター機能の強化

エディタ内のセクションパーツが充実し、より多様なデザインやレイアウトが簡単に実現できるようになります。また、フィルター機能もリデザインされ、機能が追加される予定です。これにより、ユーザーが複数のパラメータを組み合わせてコンテンツを動的に絞り込める「マルチダイナミックフィルター」などの機能開発が可能となり、コンテンツの運用面でのさらなる進化が期待されます。

そのほかにも、未公開情報ですが様々なアップデート情報が紹介されました。制作会社のデザイナーの立場から「あったらいいな」と思っていたアップデート内容がいくつも紹介され、今後の制作面や運用面に期待が高まりました!

LTセッション - Studio運用の内製化について

プロダクトアップデートの紹介後は、Studio活用事例の紹介に移りました。

まずはじめに、レバレジーズ株式会社さんが登壇され、LP最適化やABテスト、Studio運用などリアルな体制づくりをご紹介していただきました。

LPO(ランディングページ最適化)を目指しStudioをどのように活用しているのか。LPOに際し、PDCAをどのように回しているのか。残念ながら詳細をお伝えできませんが、効率的なビジネス成果を創出するにあたり、Studioが大きく貢献していることを実感できました!

続いて登壇されたのは、株式会社caroaの葉栗さんです。葉栗さんからは、「Web運用内製化のあるある課題としくじり」についてプレゼンしていただきました。

葉栗さんによると、内製化を目指す企業が直面しやすい課題として、以下の点が挙げられるそうです。

修正の遅延と高コスト:「ちょっとした修正なのに遅いし高い」と感じることが多い。
コミュニケーションコスト:外部とのやり取りに多大なコストがかかる。
セキュリティ対策工数:外部に委託することで発生するセキュリティ対策の手間。

また、内製化を進める上での「あるあるのしくじり」も挙げられていました。

最初から高みを目指しすぎる:最初から完璧を目指してしまい、結局誰も運用できる人がいなくなる。
なんとなくで進めて技術負債を蓄積:計画性なく進めることで、将来的に大きな技術的負債を抱えることになる

葉栗さんは、内製化を実現する上で、「運用」と「保守」を明確に区別することの重要性を強調していました。
「運用」と「保守」について、Studioと関連つけて定義すると以下のようになります。

・保守: Studioが自動で対応してくれる部分(サーバー管理、セキュリティアップデートなど)。
・運用:内製化や共創が可能な部分(Studio上でのサイト更新やコンテンツ制作、サイト設計、流入計画、データ分析)。

内製化は「いきなり全部」ではなく、段階的に進めることが成功の鍵となるようです。葉栗さんのお話では、内製化のレベルを以下のように分類されていました。本記事では、内製化レベルの前半をご紹介いたします。

・レベル1(部分的更新):
    ・ 対象: コーポレートサイト、採用サイトなど。
    ・内容: 検索方法の学習、CMSの活用、写真やテキストの差し替えなど、比較的簡単な更新作業。

・レベル2(部分的内製化):
    ・対象: 中規模サービスサイト、広告LPなど。
    ・内容: 用意されたテンプレートで新規ページを追加・コピーして運用、アクセス解析によるサイト運用、ABテストの実施など。

• レベル3(条件付き内製化):
    ・対象: サービスサイトなど。
    ・内容: コンポーネント(ソリューションページ、サービスページなど、あるいはボタン・テキストリンクなど)を利用してサイトを調整・作成。制作会社が用意したデザインルールに基づいて運用できる状態。

社内のコミットメントがある場合、レベル2以上に到達しやすくなるとされています。

一方で、現状のStudioにおいて、内製化を進める上での「壁」として認識されている点も共有されました。それが以下の点です。

・大規模サイトの速度:大規模なサイトになると、フォントの適用状況などパフォーマンスに関する課題が出てくることがある。
・CMSの柔軟性:「変わったことができるようにしたい」「CMSのできる幅を広げて運用性を上げたい」といった要望に対し、現状のStudioのCMSにはまだ柔軟性の限界がある。

これらの「壁」は、今後のプロダクトの進化によって解決されることが期待されます!

おわりに

プレゼンテーション後の懇親会にて、参加企業の方々と交流することができました。

Studioを既に活用されている企業さんもいれば、これから本格活用をしていきたいとお話されていた企業さんもいらっしゃいました。
私自身、プレゼンテーションや交流を経て、Studioの理解が一層深まったと感じています。貴重な機会をご提供いただいたStudio株式会社さんには、この場を借りて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました!

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

本記事を通して、皆さんがノーコードツール「Studio」の理解を深めることにつながれば幸いです。

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