首都圏における新型コロナウイルスは急速にその感染を拡大し、東京都内の感染者数は4月1日時点で587名(累計)にのぼります。外出自粛をはじめとした社会・経済活動に対する様々な影響が生じている中で、東京圏では約6割の正社員がテレワークを利用せず通常通りの出勤を行い、また企業規模が小さいほど、その割合は高まる傾向があるとも言われています。これらの企業においては、更なる新型コロナウイルス感染の拡大に備え、BCP(事業継続計画)対策の一環として一層テレワークの取り組みが求められていますが、テレワークを実施するための制度や環境、体制が整っていないという課題も生じています。
メンバーズはこれまで数多くのテレワークや他拠点連携の取り組みを推進し、最適なリモート業務体制を構築するノウハウを培ってまいりました。2020年4月1日には社内カンパニーであるメンバーズルーツカンパニーを設立し、地方中堅企業向けに、最適なスキルをもつデジタルクリエイター人材を“時間単位”かつ“リモート(遠隔業務)”にて提供する事業を開始しています。またグループ全体で仙台、北九州、札幌等の地方都市において拠点開設を継続的に展開し、現在首都圏以外に在籍するデジタルクリエイターは250名以上にのぼります。
また、メンバーズは大企業を中心に、顧客企業の専任チームを編成しデジタルマーケティング運用を総合的に支援する「エンゲージメント・マーケティング・センター(EMC)」を主力サービスとして提供しております。マーケティング成果向上に向けた主体的な改善/PDCA活動やUXデザイン手法など、専門性の高い独自の「運用メソッド」に基づくご支援により、多くのお客さまから高い評価をいただいております。
このような背景から、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワーク/リモートワークでの業務遂行に課題をお持ちの首都圏の中堅・中小企業に向けて、メンバーズが本業を通じて貢献できることを検討し、「MEMBERS-R・DESK」を開始することとしました。
自社のECサイトやメディアの運営、ネット広告/ソーシャルメディア活用といった、既に自社内で実施あるいは外部委託しているデジタルマーケティング業務の部分発注や、予定されているプロジェクトの進行・検討に必要なデジタルクリエイター人材を、時間単位で依頼することが可能となります。