はじめに
こんにちは。メンバーズルーツの山口です。
メンバーズルーツは、地方人口の減少がもたらす地域経済の停滞・衰退をデジタルの力で食い止め、成長のエネルギーへと変えるべく設立したカンパニーです。
主に地方銀行や地方中堅企業のDX推進支援を行っていますが、採用においても都心だけではなく地方に住みながら、より良い地方の発展に貢献したい想いを持ったメンバーを増やしていきたいと考えており、社内外で募集をしています。
今回は、エンジニア職のメンバーを集めて社内交流会を実施した模様をお伝えしたいと思います。
Jamstackエンジニアの需要が増えている
Jamstackとは、「JavaScript」「APIs」「Markup」という3つの技術を組み合わせた、新しいWebサイトやWebアプリケーションを構築するアーキテクチャのことを指しています。
複雑/高機能になりすぎているWebサイト開発においてフロントとバックエンドを切り離し、よりシンプルにすることで高速化やセキュリティの堅牢性を高めることが可能となりました。こうした背景から、近年「Jamstack」が注目されています。それに加えて、ヘッドレスCMSという「フロントを持たない」CMS(Contents Management System)が登場し、広く普及し始めています。
メンバーズルーツがご支援する地方銀行を始めとする金融機関のWebサイトにおいても、新しい金融商品やサービスリリース等による情報更新を頻繁に行いながら、顧客からの信頼性を確保し、日々更新される法律改正やルール変更への対応も必要です。
CMSを導入することでWebの専門知識がなくても情報の更新が可能になるのですが、世界中で最も多くの人に利用されているCMSであるWordPressにはさまざまなセキュリティリスクが存在し、セキュリティを最重視する企業においてはWordPressの導入は不可、というケースも多く見られます。そこで登場するのが先述した「ヘッドレスCMS」なのです。
※2023年7月、株式会社メンバーズは、国産ヘッドレス CMS【microCMS】を提供する「株式会社microCMS様」とパートナー契約を締結しました。
※「ヘッドレスCMS」について詳しくはこちらの記事「WEB業務の内製化の第一歩!金融業界水準のセキュリティで新しいCMS体験を」をご覧ください。
「ヘッドレスCMS」はセキュリティの堅牢性やWebサイトの高速化を可能とし、モダンな技術を採用している事からエンジニアから多くの支持を得ています。
このヘッドレスCMSの台頭により、Jamstackに精通するフロントエンジニアの活躍のフィールドが広がり民主化しつつあることから、メンバーズルーツでもJamstackに取り組むエンジニアを増やしていくことが必要だと感じ、まずはJamstackについて認知を広める目的と、ルーツのエンジニアがどのような領域でそれを活かしているかなどについて皆に知ってもらうために、社内交流会を開催することにしました。
ルーツで働くエンジニア
メンバーズルーツには、現在25名のメンバーが在籍しておりますが、その中でエンジニア職の方は5名程。少人数精鋭で業務を行っています。
その中には、ルーツに入った時点では実務経験が殆どない若手であっても、自主学習の中で新しい技術を試し、コツコツとスキルを磨いてきたメンバーもいて、自分の得意な領域について他のエンジニアと情報交換したり、スキルを補完し合ったりする文化が生まれてきていてとても頼もしい限りです。
今回の交流会では、鈴木古都乃さんと、川西 七海帆さんに参加いただき、エンジニアを目指したきっかけや、普段の業務内容などについて語っていただきました。
晴海、神戸の2拠点を繋いで実施し、リアルとオンラインで参加者を募りました。
▼交流会の様子
当日は、先進的な技術領域に興味を持つエンジニア11名程の参加者にご参加いただき、「Jamstack」「ヘッドレスCMS」「MicroCMS」などのキーワードに紐づく内容についても登壇者の2人からお話いただき、参加者側からはルーツで実際に取り入れている新しい技術について具体的な質問も飛び交い、とても充実した時間となりました。
Jamstackエンジニアの育成×地方企業のDX推進に向けて
進化の早いIT業界を支えるエンジニアの採用・育成ーー地方金融機関、地方企業のDX支援を推進していく上で非常に重要なポイントだと考えています。
新しい技術を積極的に取り入れ、企業のニーズに合った提案力のあるエンジニアを採用し育てるべく、採用側として働く環境の整備などを通してルーツで働く価値を高めてゆきたいと改めて思いました!