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ノーコード『Studio』は本当に使える?向いているサイト、不向きなサイト徹底解説!

ノーコード『Studio』は本当に使える?向いているサイト、不向きなサイト徹底解説!

ノーコード 2025年6月30日

  1. はじめに
  2. 弊社の想い
  3. Studioで「できること」「できないこと」をチェック!
  4. Studioが「向いているサイト」「不向きなサイト」を見極める
  5. 特にStudioが「向いているサイト」を徹底解説!
  6. ノーコードCMS「Studio」活用事例紹介
  7. おわりに
  8. 関連サービス

はじめに

はじめまして。メンバーズルーツカンパニーでWebディレクターをしている平福です。

メンバーズルーツでは、Webサイト制作の現場業務の内製化に注力しており、現在、ノーコードツールである「Studio」を活用したWebサイトの開発支援を行っております。

Studioは、コーディングの知識が不要なうえ、デザインの再現性が高いため、修正や更新にもスピーディーに対応できるのが大きな魅力です。

しかし、Webサイト制作の世界で「ノーコード」という言葉を耳にする機会が増えた一方で、「本当にビジネスで使えるの?」「実際にどこまでできるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事は、ノーコードツール「Studio」の具体的な特徴や、どんなWebサイト制作に適しているのか、あるいは不向きなケースは何かを詳しく解説します。

弊社の想い

メンバーズルーツは、Studioを開発しているわけではありません。だからこそ、特定のツールに偏ることなく、常にフラットな目線でクライアントの皆様に最適なWebサイト制作手法をご提案することを大切にしています。目的が合えばStudioを推奨しますが、プロジェクトの要件によっては、コーディング(スクラッチ)での開発、他のCMSがより適している場合もあります。

Webサイトは「作って終わり」ではありません。構築後の長期的な運用の目線を持って最適な制作ツールを選ぶごとが大切です。

そのためにも、メリットやできること以外にStudioが『何ができないのか』という事前知識は非常に重要です。

この記事では、皆さまのWebサイト制作の判断材料となるよう、Studioでできること/できないこと、さらにどんなWebサイト制作に適しているのかをなるべく分かりやすくまとめました。

Studioで「できること」「できないこと」をチェック!

Studioは非常に強力なツールですが、全てのWebサイトに万能というわけではありません。ここでは、StudioがWebサイト制作で「できること」と「できないこと」を明確にし、貴社のニーズに合うかを見極めるための参考にしてください。

Studioで「できること」

Studioは、主に以下のようなWebサイト制作のニーズに応えることができます。

  • 自由なデザイン: コードに縛られることなく、企業のブランディングに合わせたWebサイトを構築できます。
  • CMS(コンテンツ管理システム)の構築: ブログ、ニュース、導入事例、スタッフ紹介など、頻繁に更新されるコンテンツを簡単に管理・運用できるCMS機能を備えています。
  • レスポンシブ対応: PC、スマートフォン、タブレットなど、あらゆるデバイスでWebサイトが美しく表示されるよう、最適化できます。
  • フォームの設置: お問い合わせフォーム、アンケートフォーム、資料請求フォームなどを手軽に作成し、サイトに組み込むことができます。
  • 基本的なSEO対応: 検索エンジンに適切に情報を伝えるためのタイトル、ディスクリプション、OGP(SNS表示設定)などの基本的なSEO設定に対応しています。
  • 独自ドメインでの公開: 企業ブランドに合わせたオリジナルのドメイン(URL)でWebサイトを公開できます。
  • 分析系サービスとの連携: Google Analyticsなどの主要なアクセス解析ツールと簡単に連携でき、サイトのアクセス状況やユーザー行動を詳細に分析できます。

Studioで「できないこと」(または不向きなこと)

一方で、Studio単体では、以下のような機能や要件を持つWebサイトには不向きな場合があります。

  • プラグイン連携: 汎用的なCMSのように、外部の多様なプラグインを自由に追加して機能を拡張することはできません。
  • ソースコードの編集不可: 基盤となるHTMLやCSS、JavaScriptのソースコードを直接編集することができません。
  • ログイン機能ができない: ユーザーがログインして情報を管理したり、パーソナライズされたコンテンツを提供したりするような会員機能は実装できません。
  • カードや決済機能ができない: Webサイト内で直接、商品の購入やサービスの決済を行うEC機能や決済システムを構築することはできません。
  • 予約機能をつくれない: カレンダー連携による日時指定予約や空き状況確認などの予約システムを構築することはできません。
  • ランキング機能ができない: ユーザーからの評価やデータに基づいてコンテンツをランキング表示する機能は実装できません。
  • UIに制限あり: 非常に複雑で特殊なUI/UXや、カスタムアニメーションなど、ゼロからフルスクラッチで作り込むようなインタラクションには細かな制約が生じる可能性があります。

Studioが「向いているサイト」「不向きなサイト」を見極める

Studioの「できること」「できないこと」を踏まえると、Studioが特に活躍するWebサイトのタイプが見えてきます。

Studioが「向いているサイト」

Studioは、主に以下のような特性を持つWebサイトに非常に高い相性を持ちます。

  • コーポレートサイト、採用サイト、メディアサイト、プロダクトLP、キャンペーンLPなど、10~300ページ程度の中規模サイト
  • システム要件が複雑ではないサイト
  • デザイン性やブランド表現を重視したいサイト
  • 情報更新を頻繁に行いたいサイト
  • スピード感を持って立ち上げ・運用したいサイト

Studioが「不向きなサイト」

逆に、以下のようなWebサイトは、Studio単体では不向きな場合があります。

  • システム要件が複雑なサイト: 会員機能、ログイン機能、オンライン決済機能、予約システムなど、ユーザーごとにパーソナライズされた体験や、外部データベースとの複雑な連携が必須となるサイト。
  • 高度なカスタマイズが必要なサイト: 特定のAPIとの連携や、既存システムとのシームレスな統合など、ソースコードレベルでの深いカスタマイズが不可欠なサイト。

特にStudioが「向いているサイト」を徹底解説!

前述の通り、Studioは幅広いWebサイト制作に活用できますが、その中でも特に力を発揮するサイトタイプについて、具体的なメリットと共にご紹介します。

1. コーポレートサイト・採用サイト

企業の「顔」となるコーポレートサイトや、優秀な人材を獲得するための採用サイトは、デザインの質と情報更新の鮮度が非常に重要です。

Studioは、コードに縛られずに自由なデザインを表現できるため、企業やブランドの世界観を最大限にWebサイトで表現できます。競合他社との差別化を図り、訪問者に強い印象を与えることが可能です。

また、お知らせ、ニュース、社員紹介、実績、FAQといった情報をCMS機能で簡単に管理・更新できるため、常に最新の情報を提供し、企業の信頼性を高めることができます。特に、採用サイトにおいては、企業文化や魅力を伝えるためのデザイン性の高さ、求人情報のタイムリーな更新(CMS連携)、採用イベント告知ページの高速作成といった面で、Studioのメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

2. メディアサイト

ブログやコラム、ニュースなどを定期的に発信するメディアサイトにおいて、StudioのCMS機能は非常に強力です。

記事の投稿、カテゴリやタグの設定、検索機能など、情報発信に必要な機能をノーコードで構築できます。直感的な管理画面で簡単に記事を作成・公開できるため、コンテンツ制作に集中し、効率的な情報発信と集客を支援します。xmlのインポートで既存WordPressからのデータ移行もスムーズに実現できます。

3. プロダクト・キャンペーンLP(ランディングページ)

新商品発表、期間限定キャンペーン、イベント告知など、特定のアクション(購入、問い合わせ、資料請求など)を促すためのランディングページ(LP)やキャンペーンサイトにおいて、Studioは圧倒的なスピードとデザイン性を両立します。

デザイン性の高いLPを驚きのスピードで公開できるため、市場機会を逃さず、迅速にマーケティング施策を実行できます。ファーストビューでの魅力的な訴求、目を引くアニメーション効果、カスタムコードや計測タグ(GTM/MAツールなど)設定の容易さで、広告効果の最大化に貢献します。

4. 新規事業サイト・サービスサイト

新しいビジネスやサービスを立ち上げる際、Webサイトはアイデアを具現化し、市場の反応を検証するための重要なツールです。

Studioは、MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)としてのサイトを高速で構築し、早期に市場に投入することを可能にします。これにより、市場のフィードバックを迅速に得て、サービス改善のサイクルを速めることができます。

また、サービスの世界観を表現するデザイン性と、機能アップデートやコンテンツ追加に合わせた情報更新のしやすさも魅力です。小規模からスタートし、ビジネスの成長に合わせて段階的にWebサイトを拡張していく、アジャイルな開発プロセスにも適しています。

ノーコードCMS「Studio」活用事例紹介

【新規事業サイト事例】

【サービスサイト事例】

【コーポレートサイト事例】

おわりに

Studioは、全てのWebサイトに万能ではありません。しかし、デザイン性の高さ、制作・更新のスピード、運用管理の容易さ、そしてコスト効率といった点で、多くの企業にとって非常に有効なWebサイト制作の選択肢となり得ます。特に、コーポレートサイト、採用サイト、メディアサイト、プロダクトLP、新規事業サイト、サービスサイトなど、ビジネスを加速させるためのWebサイトにおいて、その真価を発揮します。

実際にStudioの導入を検討してみたが、『自社のWebサイトに適しているかが判断できない』などのお悩みの方に、エクセルのチェックシートに数点の設問をチェックするだけで、Studioの導入の可否が診断できる、Studio導入診断シートをご用意いたしました。Studio導入のご検討の際に、是非ご利用ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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