こんにちは、メンバーズルーツの武田です。
昨年4月に立ち上がった、メンバーズルーツも、4月から2期目がスタート。
メンバーズルーツでは、3カ月に1回くらいのペースで、課題図書として選定し、本の感想などを意見交換し、最新トレンド理解を深める、『読書会』を行っています。今回はその活動についてご紹介をしたいと思います。
今回課題となった本
今回、課題図書となったものは、『地域金融機関のデジタルトランスフォーメーション~北國銀行にみるゼロベースのシステム戦略と組織人事~』です。
これを選んだ背景としましては、直近、メンバーズルーツでは、地方の金融企業様とのお取引が増えております。お客様に支援を行うにあたって、最低限の知識として、WEBマーケティングのスキルはもちろんのこと、クライアント様の置かれている状況などを把握しないと話ができません。
現在、地方の金融機関でDXが進んでいる企業の一つとして北國銀行様があげられます。この本を読むことで、北國銀行様が、ここ20年で、どのようにデジタルへビジネスモデル変革を行ったか、クライアント視点、DX推進視点、システム視点などで学ぶことができるため、この本が課題図書として選ばれました。
読書会ってどうやってすすめるの?
STEP1:課題図書の決定
1カ月前くらいに、課題図書が決定し、各自サイト・書店などで購入。
読書会の日にちまでに、個人が熟読をして臨みます。
※もちろん課題図書なので、書籍購入は会社負担です。
STEP2:読書会までに感想をまとめる
読書会当日までに、気になったポイントをピックアップ。
読書会当日に、画面共有をする、スプレッドシートに記入をしておく。
※事前に要点を書くことで、自分自身の中での情報の整理ができ理解度がアップします。
STEP3:リモートでつないで意見交換
読書会当日に、各個人でスプレッドシートに書いたポイントを発表。
上記に対して、気づいたこと、思ったこと、意見を出し合います。
※社長から新卒、ディレクターやエンジニアなど、さまざまな視点から意見が出て、面白いです。
具体的にどんなことを話したの?
本の中で紹介されている、地方の金融DX推進で、成功している事例などから、どの部分がすごいのか?なぜいいのか?自分たちのお客様に提供できそうな部分はないか?など、熱い議論がされました。
議論した概要例
・北國銀行様の社員が、開発ベンダーさんに出向をして、アジャイル開発などのプロジェクトの進め方を学んだ事例などを踏まえて、保守的な金融機関に対して、自分たちはどのようなアプローチでクライアントに支援することができるか?この例から学べることはないか?
・デジタル推進をする上で、システムをカスタマイズさせてつくるのではなく、システム側に合わせるように、業務の見直しを行った事例を受けて、普通の企業だったらそのような選択はできないのに、なぜ北國銀行様は、そのような選択ができたのか?
・どこの企業も顧客第一と言っているが、なぜ北國銀行様は、ここまでのアクションができるようになったのか?他社との違いは?お客様内への意識浸透はどのようにされたのか?
参加した人の声は??
実際に参加メンバーの感想なども聞いてみました。
・自分とは違う視点で、意見やアイデアが出てくるので、1人で読むよりも学習効果が高いと感じました。
・地銀の現状、ルーツの支援の関連がわからなかったが、読書、会話をすることで少し理解できた。
・読んで終わりでなく、出てきた意見やアイデアから、小さくてもいいので、取り組みを具体化させたい。
・本を読むとは違ったインプットになってよかった。知らない単語がいっぱいあったので少しずつ勉強します。
最後に
メンバー全員が、リモートワークで、別々のお客様の支援をしているため、メンバー間のコミュニケーションをする機会が減るのですが、このような、読書会を通じて、お客様のこと、未来のことを、意見交換することができるので、個人的にも楽しみな活動です。業界研究だけでなく、会社内の課題、サービス開発など、色々な角度で実施できると思うので、今後も続けていきたいと思います。