こんにちは、メンバーズルーツの武田です。
今年から新体制になったメンバーズルーツですが、現在、約10名のメンバーと5名の研修メンバーが在籍しています。リモート主体で、ディレクター、デザイナー、エンジニアが混在し、2つのチームに分けている背景などもあり、『チーム外のメンバーと話す機会が少ない』『他のメンバーがどんな活動をしているかわからない』など、各々の人となりの理解が弱くなってくるという課題が出てきました。これらの課題を解決すべく行った取り組みを紹介します。
どのようなことを推進したの?
STEP1:日頃の課題からルーツアワードの起案
日々業務をしていく中で、週次MTGなどもマンネリ化してきて、『拠点・チームが離れているので、関わらないメンバーとは話す機会が少ない』『1人案件に入っているメンバーは何をしているかブラックボックスになりがち』など、メンバー間の連携が少し希薄になってきていると課題を感じていました。
この課題を受けて、メンバーの上野さんが、過去のチーム活動で実施をしていた、「自身の取り組み、頑張ったこと、知ってもらいたいことなど、業務に関すること(クライアントワーク以外でも)なんでも良いので各メンバーが共有し、投票でMVPを決める」という「ルーツアワード」を起案してくれて、実施をすることになりました。

STEP2:事前に告知を実施し準備を促す
STEP1で起案してくれた内容を、ルーツの週次MTGでメンバー全員に起案をしてもらい、実施ルール、開催日時を周知して実施を行いました。
いきなり告知して、すぐに発表は難しいので、開催まで2週間以上の猶予をとってから開始する。発表の方法などがちゃんと伝わるように、事前に上野さんがお手本を全員に見せるなど、会が近づいてきたら、事前にリマインドをするなど、告知の方法などにも工夫をして準備を行いました。
実施ルール
・ミーティングツールはGoogle Meetを活用。
・各メンバー発表時間は5分、質疑応答2分で各々が発表し、最後に投票でMVPを決める。
・採点の基準はルーツが大事にしているバリューの、『成果主義』『スピード』『運用しやすさ』『進化』『社会貢献』でジャッジ。
・発表のために資料を準備する必要はないが、事前にGoogle スプレッドシートに発表する内容をサマリーで書いてもらう。
・研修メンバーも含めて15名いるので、ノーコードチーム、Jamstackチーム、研修チームの3回に分けて 実施。
STEP3:ルーツアワードの開催
当日は、案件で作成をしたアウトプットのデータを投影しながら発表するように工夫するメンバー、業務を行う上で大事にしているポリシーなどを話してくれるメンバー、難易度の高い施策を学習しながらチャレンジをしているメンバーなど、当初想定していたものよりも、各自が良いアウトプットを出してくれて驚きました。
MVPの投票では、どのメンバーも素晴らしい部分が多く票が割れて、どの人がMVPに選ばれてもおかしくないという内容でした。
STEP4:アンケートを実施し振り返り
今回の取り組みがどうだったかをメンバーに確認したところ、4段階評価で良かった以上と回答した人が100%と非常に高い効果が見込まれました。アンケートの反省も踏まえて、次回以降の内容を企画してもらいたいと思います。

ポジティブコメント
・特に、社内(部内)でのアウトプットできる場所が用意があるということが非常に良かったです。
・みなさんのやっていることが見れてとてもモチベーションにも繋がって良いものだと思いました!
・皆さんがどんなことをしているのか聞けてとても面白かったです!!!
・他の人がやっている事を画面共有しながら見れてとても良い機会だなと思いました。また、投票数も次回までのモチベーションに繋がりそうで良いと思いました!
・業務での工夫点やいいことろは真似したいなと思いましたし、発表する姿も学びがありました。
改善が必要な回答
・採点形式に課題がありそう。点が入らなかった人の配慮が必要なのではないかと思うので、誰が投票したかわからないようにする。
・プレゼンの強い人の意見が強くなりがちなので、発表方法のフォーマットはもう少し決めたほうが良いと思った。
最後に
メンバーズルーツのメンバーがどのような取り組みをしているか、少しイメージできましたでしょうか?
メンバーズルーツでは自分たちで課題を洗い出し、改善策の企画・実施など、自分たちの力で気持ちよく働ける環境を作り出すことも大切にしています。今回の取り組みも、一過性の取り組みではなく、継続して改善を行っていくものなので、別の事例などが出ましたら、またご紹介したいと思います。